[アカウント別の設定] POPポート（及び暗号化オプション）

POP接続に使用するサーバーのポート番号と、POPの暗号化の使用を選択できます。

POPポート

以下に標準的なポート番号を示します。サーバー管理者等から特に指示のない限り標準のポート番号で動作するはずです。

• 標準のPOPポート番号は110です。
• 暗号化オプションに(POP3 over SSL) を選択する場合のポート番号は995が標準です。

暗号化オプション

暗号化は、SSL を使用した POP3s (POP3 over SSL)に対応しています。SSLは正式にはTLSと呼ばれているもので、SSL/TLSなどと併記される場合もあります。SSL/TLSの処理にOpenSSLのライブラリを使用しています。

SSL決め打ちでSSL接続を開始する方法と、STARTTLS コマンドを使用する方法の両方をサポートしています。ご利用のサーバーに合わせて選択してください。

暗号化無し

暗号化を使用しません。デフォルトです。

POP3 over SSL

指定されたポートに当初から SSL での通信を開始します。標準のポート番号も異なります。

STLS

通常のPOP3接続後、STLS コマンドを使用して SSL を通した暗号化通信に移行します。STLS をサポートしていないサーバーでは接続に失敗します。

STLS (自動)

サーバーが接続時のヒント情報に STLS コマンドサポートを返した場合にのみSTLSコマンドを使用してSSL暗号化通信を試みます。サーバーが STLS をサポートしていない場合には暗号化せずに通信を行います。

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注意

• サーバーによってはセキュリティ対策などのために標準以外のポートが使われている場合があります。
  標準のポート番号で動作しないときは、サーバー管理者に問い合わせるかそのサーバーのマニュアルをご覧ください。
• TLS 接続利用時に "[warning] SSL Verify Error" というログが出力され、受信が行えないサーバーがあります。
  この場合、ini ファイルの Pop3sValidation の値を 0 に書き換えると証明書の検証結果を無視するようになり、受信できるようになります。
  設定変更を行う際は、証明書の検証を無視するリスクを理解した上で設定変更を行ってください。

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参考

• RFC 2595 Using TLS with IMAP, POP3 and ACAP